しょーちゃんのクソブログ

いつもコンビニやスーパーで割り箸いりますか?と聞かれると咄嗟に「2膳で」と言ってしまいます。彼女持ちを思わせる高等テクです。

【ネタバレビュー】月姫 -A piece of blue glass moon-

安心しろよふせったー、俺はお前に頼らない。

だからお前がサーバーダウンする必要はない。

そう、必要ないんだ。

お前が戦おうとしていた戦場は俺が引き受ける。

お前が背負おうとしていた使命は俺が引き受ける。

だからもうそんな顔をするな、お前に伏せ顔は似合わない。

お前が伏せようとしたもの全て、俺がこのクソブログに書き殴ってやる──!

故にここから先はネタバレとの一騎打ちになる。ネタバレを視ると言うことは、確定した未来を視ると言うこと。そんな膨大な情報に脳が耐え切れるはずもない。加えて此処はクソブログだ、文脈は崩壊し、語彙は消失している。未プレイが易々と足を──否、瞳を通して良い場所じゃない。

 

 

 

ぼく「一つだけ聞かせてくれ。おまえに視えているモノは、クリアレビューだな。」

吸血鬼「当然だろう、クリアレビューでなければ価値は測れない。購買の源である“感想”はクリアレビューにしかありえまい。」

ぼく「──やっぱり。合点がいったよ、吸血鬼。」

文字を綴る。指先から心臓までブロガーとして命を注いでいく。脳髄は痛みだけで構成されている。だが足りない。まるで足りない。その先に行く。何の躊躇いもない。それを咎めた奴も、もうこの世には存在しない。

吸血鬼「……腑に落ちんな。クリアレビューにしては不相応だ。まあいい。お喋りは終わりにしよう。どこぞに現れたネタバレ神イラストの閲覧もある。──喜べブロガー。ネタバレ神イラストは、きっちりとリツイートしてやる。」

──ああ、最高の挑発だ。お望み通り乗ってやる。

論理/常識は残っていない。

展望/定形は思い出せない。

我を構成する肉は腐れ落ちた。

個を主張する己を取りこぼした。

俺は、もう、レビュアーでいる意味が、分からない。

ぼく「俺とお前が視ているものは違うよ、吸血鬼。クソブログが書けているのなら、正気でなんかいられない。お前に解るのは感想を口にしている部分だけなんだよ。クソブログが書けるのなら──とても、立ってなんかいられない。」

……ブログの“クソ”が視えるという事は、すべてがあやふやで脆い世界に投げ込まれることだ。文脈は無いに等しく、語彙は今にも吹き飛びそうなほど弱々しい。

吸血鬼「おまえ──なにを」

吸血鬼の声が、動揺している。

……それはそうだろう。

俺の独唱を読み手は一ミリだって理解できていない。それはつまり──クリアレビューとクソブログはよく似ているだけで、まったくの別物と言うことだ。

ぼく「……一秒先にも文章すべてが滅んでしまいそうな錯覚を、おまえは知らない。──それがクソブログを書くという事なんだ。このブログは、得意げに語れるサイトなんかじゃない。それがおまえの勘違いだ、吸血鬼。ネタバレとクリアレビューは背中合わせでいるだけで、永遠に、顔を合わせることはないものだろ。」

吸血鬼「だから──その文章で私を視るなと言っている……!」


迫る足音。 けど、俺のほうが何倍も早い。

ぼく「──教えてやる。ここまで視たYou。これが、クソブログを視るということだ。」

 

この一文の方が、何倍も簡潔に伝わる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はぁぁぁ好き!!!

超好き、大好き、まじ最高!

 

いんやもうどげん最高だったばいちゃねぇ!

やーーもう語りたいこと多すぎんよ?あ、ネタバレほんとに大丈夫?ADVはネタバレが消費期限だからね!今後プレイするかもしれない人は回れ右して月姫を買いに行くんだ!え、プレイはしないけどネタバレは見たい?そいつは残念、何故ならこのクソブログはクソデカ感情を書き連ねるだけであって物語の本筋が理解出来るわけじゃないからね!つまりここは感想のビックサンダーマウンテン!感情のスプラッシュマウンテン!文脈のスペースマウンテン!

 

もうまずさ〜〜、第一印象とかビジュアルとか絶対シエル先輩が良かったの、アルクェイドは初めの印象とか性格とか正直苦手なタイプで、アルクェイド√に入ってしまったと理解した時には正直やり直そうかと考えたレベル!

それが物語を読み進めていくにつれて可愛いのなんの、気付いた時には好き!てなってた…加えて素直になれない志貴と何処までも素直なアルクェイドの関係が超絶尊い。あいつ脳内でめちゃくちゃヒロインが可愛いって描写しやがるのに次に出る言葉が「うるさいばーか!」なんだもん、小2か。かわいい。何処までもボーイミーツガールな物語で、とにかく地の文が綺麗で美しい。デルトラクエストを読了できなかった俺でも読める読める。

 

ヴルーヴ戦での三択は見事に全部外した!間合いを詰めれない敵を倒すにはどうしたら良いの!?て問いに「投擲」「滑走」「牽引」だったら普通に投擲選ぶでしょ。いけしゃあしゃあと、行くぞ!志貴!お前のナイフ裁きを見せてやれ!なんて思いで投擲を選択したらあらまびっくり志貴自身が投擲されると言う意味だった!!俺が、俺自身が投擲されると言うことだ!いやいや、え?ナイフを投げるんじゃなくて?貴方が投げられるの?びっくらこいた。牽引は選択直後にギャグ化するし頭抱えた。あ、死ぬはこれ。と思ってもまあまあ長いから、え、正解なんこれ。と思い改めたら死んだ。笑った。その後の滑走!いやいや間合いを詰めたら死ぬのに滑走しても意味無いでしょ!X軸を詰めたところでY軸が同値なら意味が…………嘘だろ……とこぼした。しかも予想を遥かに超える激アツ演出と描写!一番ないと思っていた選択肢が一番アリの最適解!否、一番ないと思い込んでいたからこその逆転劇がめっっっちゃ熱い!深澤BGMと社長絵のマリアージュも相まって、とにかく激アツ!!小籠包をふうふうせずに食べた時のように!正直アルクェイド√で一番と盛り上がったシーンと言っても良いんじゃないかな!?てクオリティだった。本当に最高、吸血鬼もカッコよかったよ、うんうん、そこから先は時間外労働だね。

ほんで終盤!!オープニング曲がピアノやオルゴールアレンジで流れる演出に激弱な私は早々に涙した。アルクェイドが屋根から屋根へと駆け抜け、月夜に照らされながら独白するシーンは本当に泣いた。こじらせ文章でも回りくどい言葉でもなく、ひたすら真っ直ぐに「大好き!──大好き!大好き!大好き!」と本当に心底幸せそうに語る場面で本当に心を掴まれた。それまでの経緯、待っている結末、恋人を思う気持ち、どれもただひたすらに美しく、同じ4文字を4回繰り返すだけで泣けてしまうのだ。人間は無力。遠野志貴と言う人間はどこまでも非人間で、どこまでも人間的だ。夕暮れの教室、ただ少し雰囲気が良い空間ってだけで彼女の想いに押し負けて優しい嘘をつく、そのことを志貴はずっと後悔するだろうし、一生取り返せない呪いになる。あの時もしも違う言葉を言えていたら、なんて思うのは遠野志貴が人間である証明だ。もしもの話は嫌いだ、が口癖だった本人こそが、その呪いを背負って生きていくのだから本当に人間って無力。人ってのは消しゴムを使い切ることは出来ないし、ワックスの底を見ることもないし、ロケットペンシルを使い切ることもない。本当に無力な生き物なのだ。知らないのか?ロケットペンシル

エンディングは余裕の涙涙涙、悔しいけどノベルゲームで泣かされるなんて思わなかった、最高だった。あの、本当に最高だったんです、全部が美しく綺麗で可憐で繊細で、もう本当に最高だったんです、俺はアルクェイドが好きだ、もうアルクェイドしか勝たんだろこんなの。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はぁーーーシエル先輩すき!!!!

いーや、やっぱりくっっっそかわええーーーー!!!もうまずビジュアル最高、仕草とか性格とかもうまじ最高、とにかく好きが詰まったキャラクターで、え、俺の脳みそにUSBぶっ刺しでキャラクリされました?てレベルのドドスコ!!絶賛シナリオ進行中です、またまた時間外労働だね吸血鬼くん!

 

 

 

まだまだ書き足りないけど

指が疲れたよーーーー、おわり!

 

 

時には月を、月には愛を
愛には罪を、罪には罰を

罰には人を、人には夢を
夢には貴方を、貴方には誓いを。

この歌詞に月姫全部詰まってんじゃん!じゃんじゃん