しょーちゃんのクソブログ

いつもコンビニやスーパーで割り箸いりますか?と聞かれると咄嗟に「2膳で」と言ってしまいます。彼女持ちを思わせる高等テクです。

夢の強さについて

たまには真面目なことでも書いてみようかなと思ったのと、本当に話したくなったので、今回は「人の夢」と「夢の強さ」についてお話しようと思います。

 

自分語りから入ってしまうのですが、自分には小学4年生の頃から高校3年生まで追いかけ続けていた夢がありました。

それは「ディズニーランドの清掃員」になること。はい、鼻で笑われるかもしれない、ちっぽけな夢でした。

夢になったきっかけは些細なこと。小学生の頃、一生に一度経験するかしないかのような事柄を数多く経験してしまい、自分は夢を見ることも無く、ただ生きることが精一杯な状況でした。

そんななか、家族でディズニーランドに行くことになったのです。当時の自分はディズニー映画もあまり見ておらず、精々ミッキーやピノキオを知っているぐらいでした。精神が不安定な中で、そんな所に行っても楽しめるのか。そんな思いを抱えて向かったディズニーランドに、自分は心を奪われました。

エントランスを潜れば別世界が広がっており、ワクワクさせるBGMや建築物、美味しい匂いや暖かな賑わい。そして何より「みんなが笑顔だった」それこそが自分には輝いて見えました。気が付けば自分自身も笑顔が零れていたのです。きっと誰もが苦しんで、辛いことを抱えている。それでもこのディズニーランドと言うところはそれら全てを置いてきて、人に夢を見させて笑顔にさせる場所。自分は心の底からなんて素敵な場所なんだと感動を覚えました。

その感動は家に帰っても収まらず、ディズニーに関する本を買い込み、映画を見て、気が付けばディズニーの世界にハマりこんでいました。

それからの世界は楽しく、キラキラと輝き始め、辛く苦しい毎日でも夢の力で明日を迎え続けることができ、いつしか自分は「必ずディズニーランドで働きたい。そして沢山の人を笑顔にしてみせたい。幸せにしてみせたい。」自分が救われたから、自分も誰かを救えるような人間になりたい。それを成すべき場所はディズニーランドなのだと、そう思ったのです。そうして園内を歩き回り、清掃をしながらもゲストと距離が1番近い清掃員になることを決意しました。

夢の力は偉大だ。その頃の自分は何だって出来た。千葉に住む為の貯金、内申を稼ぐ為に生徒会にも立候補し、部活動の部長も掛け持ちし、平日の夜と土日はぶっ通しでアルバイトの日々。清掃の大会があると知るや否や即エントリーし、日々邁進しては技能全国大会にまで行きました。辛く苦しいこともあった、それでも夢へ突き進んでいる時は何よりも無敵なのです。ただ邪魔なのは周りの雑声のみ。お金は大丈夫なの?その先は考えているの?障害はそれだけで、他は自分が信じたままに突き進むことができる。

自分は知っている。夢の強さを、そして夢を追い求める人の無敵さを。

何もかも夢中で、楽しくて、でも現実との乖離に時に悲しくもなり、それでも前へと進める無敵の力を出せるのが人の夢だと知っている。

それでも迷う時が来るかもしれない。

夢と現実の選択を迫られ、苦しい思いをするかもしれない。社会と夢の乖離に辛くなるかもしれない。

そうして本気で悩んだ時には正しいことよりも、自分が楽しいと思える方を進んだ方が良い。

俺は綺麗事を言うのが苦手なので全部言うが、そりゃ誰だって正解ばかりの道を進んでいけば安定もするし、それなりのありふれた幸せは得られるだろう。それは確かな報酬だ。

でも自分が楽しいと思える方を突き進み、夢を追いかけ続けたその道程は君だけの報酬だ。それは決して変わらない。人に左右されない。例え結果が望んだものにならなかったとしても、追いかけ続けた道のりは必ず宝物になる、永遠に輝き続ける。時間は残酷で、色んなものを奪い去っていく。君が歳をとって動けなくなったとしても、君が夢へと走り続け道は永遠に儚くて尊い思い出として残り続ける。

 

俺は夢を追いかけ続け、それでも夢を果たすことが出来なかった。

現実と夢の乖離に折れ、あらゆる言葉に負けてしまった。7年近く追いかけ続けたにも関わらずだ。

だがそれも悪くはないのかもしれない。安定した給料に、保証された未来。

それでも毎日が平凡に終わり、時々悲しくなる。夢を追いかけ続けた頃が楽しすぎたから。これで良いのだろうかと今でも思い悩むことがある。

どうか、これを見ている人で夢を本気で追いかけ続けている人は、俺のようにはなってほしくない。

そしてもし、これを見ている人で本気で夢を追いかけ続けている人がいるのなら断言したい。

君は無敵だ。なんだってできる、その強さを得ることができる。周りの罵声や雑音にはイヤホンつけて更に夢に浸ってしまえ。夢は見識を広げ、世界を広げる。その輝きがいつまでも煌めき続けますように、そして君の夢が叶いますように。